初学者であることを楽しむ

新しいことを学ぶ、っていうのがどうも昔から好きでして。特にそれが自分の興味が強い分野であるとよりいい感じなのですよね。小学生の時に塾でちょっと難しめのコースを受講した時にその大本になる某進学塾のテキストを購入させられたのですが、これに非常にワクワクしたのは今でも覚えています。普通の公立小学校の教科書ってまあ大体既に知ってる事とか、一度読めばわかる内容が多かったのですが、そのテキストはまあ知らないことだらけだし読んでも分からないこともあり、知的好奇心を刺激される感がありました。

 

 

今新しいことを勉強する機会に立たされているのですが、将来の不安とか見えなさ、そういう所を取り払ってみるとまさに小学生の時にあのテキストと対峙した瞬間の自分が居るんですね。こんなに知らないことがあるのだな、というか。どうしても未来のことばかり考えて頭でっかちになる時があるのですけれど、心根から出てくるこの気持ちは大切にしていきたいところです。

 

 

小学校当時は社会と国語が得意で、そのまま高校まで行ったのですが大学以降は理系に身を置いています。分からないものですね。そもそも日本の理系と文系っていう分け方があまり好きではなくて、どこかの国の論理(数学、物理学などから哲学、経済学まで含む)と倫理(生物実験でラットを使うことに対する所感など)の分け方が好きではあります。なぜ好きかっていうと、学んだことそれぞれが一見全然違う分野でもふとした時に繋がってお互い高めあうことがあってほしいし、実際あるからです。これを学んだからこの分野にはめっぽう強いけど他は出来ないって何か面白くないじゃないですか…。という。

 

 

当時の自分の専門は材料・素材系なのですけれども、この分野表向きは今までの蓄積によって進歩があり、すでに飽和状態のような顔をしながらも(ものによってはもう頭打ちの技術はたしかにありますが)実は全然分かってないことだらけなのですよね。ちょっと掘り下げるだけでこれは分かりません、というどこぞの攻略本みたいな仕打ちを食らいます。だからこそ面白いし、そういう所に惹かれたのだろうなと今となっては思うのです。

 

 

 

つらつら殴り書きしましたが、結局のところ頭でっかちにならずに目の前ちゃんと見て進んでいきたいな、という気持ちを自分で整理するために書いた感じです。パソコンの横に新しい本は沢山あるので、初心を忘れず向き合っていこうかと思います。

 

 

全然関係ないのですがボードゲームめっちゃ面白いですね。色々やってみたいところです。